Ridiculus

雑記等

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No.5

かべうちに投げていた塀本丸の話②

あるじさま、これで良いですか?
では、はじめますね。

僕は秋田藤四郎と言います。
この本丸の中では、まんば兄さんの次に……来ました。
あるじさまのお手伝いや内番、遠征をよくしています。

あるじさまは毎日、僕に色んな物を見せてくれます。
まんば兄さんは、僕の届かないところのものをとってくれたり、重くて持てないものを代わりに持ってくれます!
毎日、わくわくします。とても楽しいのですよ。

わわ、撫でられちゃいました。えへへ


ええと、昨日は、三日月さんと、蛍丸くんと、山姥切さんの歓迎会でした。
まんば兄さんも山姥切ですけど、新しく来た山姥切さんが屋号にこだわりがあるみたいなので、しばらくは「山姥切」が新しく来た刀の呼び方になりました。

三日月さんは、話には聞いていたのですけど、本当に綺麗な人でした。じっとしていたら置物みたいです。
食べ方も綺麗で、歩く姿も綺麗でした。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花……でしたっけ?あるじさま。
歌仙さんがそうやって三日月さんを褒めていました。
本来は女性に使う褒め言葉だそうですけど。

蛍丸くんは僕達と似た背格好ですが、次郎太刀さんや石切丸さんみたいな大太刀なんだそうです。
戦いに行く時は背中に背負っていくんだって。
本丸の中では玄関のの刀掛けに掛けています。
僕達付喪神は、頸現した姿に多少心が引っ張られるので、短刀や脇差は少し子供っぽいところがあるのですけど、蛍丸くんも近い感じがしました。

山姥切さんは、まんば兄さんとよく似たお顔ですが、兄弟刀ではないんだそうです。
刀匠が違うので、親戚でもないみたい。僕にはちょっと難しいです。
山姥切であることにとても誇りを持っている方のようでした。
まんば兄さんにはちょっときつい感じがします。
でも、悪い人じゃないと思います。
僕、夜中に厠に行きたくなって、びくびくしながら廊下を歩いていたのですけど、行き会った山姥切さんが部屋まで送ってくれました。足が冷えるからと抱っこもしてくれたんですよ。

まんば兄さんは、自分に自信がないから、自分を下げるようなことを言うんだって、燭台切さんが言ってました。
山姥切さんもそうなんでしょうか。
あの白い布をかぶっていると、そうなるのなら、まとめて洗濯してみたらどうでしょうか?

あるじさまが笑って頭をなでてくださいました。畳む

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